朝、目覚めると外は雨だ。
今日はダイヤモンドヘッドハイキングの日。
ちょっと嫌な予感がしたが、雨もすぐ止み虹が出てきた。
午前7時40分に予定通り、集合場所のHolidayラウンジへ行き
予定を聞くと、今日は我々夫婦2人のみ参加との事。
嬉しいような、ちょっと寂しいような複雑な心境だ。
しばらく待つとツアーガイドが迎えにやって来た。
早速迎えの車に乗り、約15分で登山口駐車場へ着く。
ここでガイドから袋を渡され中身を覗くと、懐中電灯、パンフレット
ミネラルウォーターが入っている。
以前、知人から懐中電灯は持って行かないと入口で買わされると
聞いていたので、わざわざ日本から持ってきたのに。ブツブツ。
インフォメーションセンターで入山料を1ドル払い
午前8時、登頂を開始する。
スコール後の虹 インフォメーションセンターのある
登山口

登り始めは緩やかなコンクリートで舗装された道を
正面に山頂を望みながら、初めて見る景色に目をキョロキョロしながら
登って行く。
山肌には無数の穴があり、パンフレットで確認すると
ピストル射撃場跡だと判った。
休憩所脇からスタート 初めはなだらかな登山道
前方に山頂が望める コンクリート舗装が終わると
いよいよ山道になってくる

コンクリート舗装から山道になると、噴火口内壁の急な斜面を登るため
曲折の多い道になってくる。
天気もどんどん良くなり暑くなってきた。
少し休憩し、貰ったミネラルウォーターを飲むが
ハワイは生水もとても美味しい。
岩のゴロゴロした登山道を登って行くと、展望台へ着く。
展望台のコンクリート台座は、この上に設置したウインチとケーブルで
資材を噴火口の底面から山道の中間地点まで引き上げるのに
作ったとの事。
登山道からの展望 ジグザグにつけられた
登山道
頭上に頂上が見える 展望台
ウインチとケーブルの設置跡

展望台からは76段の急勾配のコンクリート階段を登ると
トンネル入口となる。
このトンネルは約70メートルあり、中は真っ暗なうえ非常に狭い。
早々、登山口で渡された懐中電灯を点けるが暗い。
どうも電池があまり無いようだ。ここで日本から持参した
懐中電灯が役にたった(邪魔者扱いしてゴメン!)。
76段の急勾配階段を登る 階段を登りきると
次は真っ暗なトンネル

トンネルを出ると今度は99段ある第二階段を登る。
さすがにきつく汗が噴出し呼吸が乱れる。
休み休み登って行くと旧攻撃統制所最下層の階へ着く。
ここから螺旋階段を懐中電灯を使い
3階まで登り、小窓から噴火口の外側へ出ると
いきなり素晴らしい展望が望める。
そこからすぐ左にある金属製階段を一登りすると山頂へ着く。
午前8時40分着。
トンネルを出ると
99段ある階段(上部より見下ろす)
螺旋階段を登る
(内部は真っ暗)
細い小窓から噴火口へ出る この階段を登りきると
頂上

登山道は人が少なかったが、山頂はすでに人で一杯だ。
その中で日本人が7割方しめている。すごい人気だ。
山頂からは360度の大パノラマが満喫出来るうえ
どこまでも続く水平線も素晴らしい。
風は強いが天気も最高に良く、またとない登山日和に恵まれ
心ゆくまで展望を満喫出来た。
日本人で賑逢う頂上 ワイキキのホテル街(11倍ズーム)
どこまでも続く水平線@ どこまでも続く水平線A
ワイキキ方面 軍事基地

この展望をいつまでも楽しんでいたいが、迎えが9時15分に来るので
下山する事にした。午前8時55分下山開始。
下山時も次から次へと登山者が登って来るが
ほとんどが日本人だ。
ゴールデンウィーク前によく会社を休めたものだ(人の事は言えないかなぁ)
そう言う私も帰国後は山のように溜まった仕事が待っている(涙・・)
カイマナビーチホテル方面 記念写真

待ち合わせ時間に遅れないように少し急いで下る。
途中、久しぶりの一服を味わい、インフォメーションセンターへ
戻るとすでにツアーガイドが待っていた。
午前9時15分無事下山。
このツアーは下山後の朝食付きだ。
迎えのキャデラックに乗り
朝食を頂く、カイマナビーチホテル(ホテルニューオオタニ経営)へ向う。
食事場所はビーチサイドのテラス。
ボーイが英語で何か言ってくるが適当にパントマイムで答えると
コーヒーに続き、ブレックファーストが出てきた(笑)
ここのテラスでの食事はリゾート気分が満喫でき、非常に気に入った。
登頂証明書(ダイヤモンドヘッド登山クラブ会員書)

食後、当ホテルより登頂証明書を頂き、迎えの車に乗り
宿泊しているホテルへと戻った。
ほんの3時間弱のツアーだったが、けして日本では味合う事の出来ない
楽しい思い出となった。

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